久しぶりの更新になってしまいました。
その間に放射線治療が終わり、まだ治療は続くものの一段落し、ふつうの生活に戻りつつあります。
さて、更新しなかった期間、ふたりとのお別れがありました。
ひとりは、ずっと入院していたおばあちゃん。もうひとりは、同い年の友だちです。事故でした。
どんな状況や原因であれ、ひとつの命が消えるのは、ただただ悲しいです。どうか安らかに眠れますように。
自分が大きな病気を患い、闘病生活を送ることによって、命について考える機会が何度もありました。
もしかしたら、誰より先に死ぬかもしれないとも思っていました(今はもう、長生きするぞという気持ちですが)。
がん宣告された直後は「どうして20代なのに」と何度も思いました。いまだに思うことがあります。
同時に「年齢によって命の重さは違うのか?」とずっと考えていました。
治療方針を決める際に、年齢は重要な要素になります。
かんたんに言えば、20代と60代では、同じ病気になったとしても治療方針が異なります。20代の方が治療後に長い人生を歩むためですが、若ければ若いほど命が重いのかといえば、それもまた違うように思っています。
友だちの事故死はあまりにつらいものでした。神様は不公平だとしか思えなかった。じゃあお年寄りなら良かったのか?と言われれば、そうとも思えない。
命の重さについて、いまだに、答えは出ません。
ただ、生き残れた者(サバイバー)として、命の重さを考え、自分の人生を生きていくのが使命なんだと思います。